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by TANOKURA

2021.06.29

TANOKURA~暮らしを楽しむ~Vol.2『土間のある家』

玄関土間
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―暮らしを楽しみたいシリーズー
Vol.1の『屋上』に続き、今回ご紹介するのは『土間のある家』です。
「古い」そんなイメージも少なからず感じる方もいるでしょう。昔の日本家屋でよく見られた土間は、今では見ることは少なくなってきています。しかし、近年の生活様式の移り変わりにより、改めて『土間』が見直されてきています。竈(かまど)が置かれたり、外から持ち込んだものを置くなど、利便性の高かったスペースとして一時代を築いた『土間』は、現代建築でその固定概念にとらわれない自由な『土間』に姿を変え、私たちの暮らしに変化を与えてくれているようです。今回はそんな『土間のある暮らし』に着目してみました。

そもそも『土間』とは何か?

昔の台所

昔の台所

一般的に『土間』とは、屋内の玄関部分を地面のまま、またはコンクリート・タイル・漆喰などで固めた土足空間のことを指します。上の写真のように、昔の日本家屋では、台所での料理をはじめ、農作業や洗濯などの家事のほとんどを「土間空間」で行っていたこともあり、土間は広いスペースで、当たり前のようについていました。現在の玄関スペースが一番近いですが、今日においては、家事や洗濯はキッチンや水回りなどでの作業が主流の為、昔のような「家事動線」でついていた土間の存在は、便利な家電製品等の登場によってなくなっていきました。

 

それでも土間は「家の中を土足で動ける。」という特有の空間が大きな魅力。近年ではその魅力を活かし、現代の多趣味なライフスタイルに多目的に順応する「土間」を取り入れる家屋が増え、今では主流になりつつもありますね。そんな『土間』のメリットやデメリットについてご紹介していきたいとおもいます。

土間のメリット~多目的な用途~

『土間空間』は明確に「こんな使い方があります!」というものがない点が、魅力です。大きなスペースを確保するもよし、小さなスペースでピンポイントで活用するもよし。お施主様の考え方ひとつで様々に変化できるのが大きなポイントですね。

趣味道具スペースに

土間空間
土間空間

「作業場として」「自転車やバイク等を置いてガレージ代わりとして」としての活用事例です。特に土間空間が効力を発揮するのは「アウトドア」系の道具の収納スペースでしょう。土間であれば、屋外で汚してきた自転車やアウトドアグッズなどもすぐに洗えますし、綺麗にした後は、魅せる収納場所に。また、室内に保管できることで「防犯面」「劣化対策」など大きなメリットがあります。

土間空間

ピンポイントの小土間空間もおしゃれですね

『リビング』の一部に

土間空間

続いては『土間リビング』をつくる事例です。土足で動けるスペースを作ることで自転車を置く他、ペットを飼う家庭では、ケージを置いたり、散歩などで出入りする際の「汚れ」を落とす空間になります。

また、子どものいるご家庭では、土間リビングを子どもたちの遊び場として活用できます。リビングで作業しながらお子さんを見守ることもできるので安心ですね。

さらに、土間部分は水に強い素材を使用しているので、汚れが気になっても水拭き掃除や洗剤を使った掃

除ができます。また、土間部分とリビング部分の段差を利用して、リビングにたまったごみを土間に掃き出すことも可能です。普段の掃除が簡易的にできるのも大きいですね。

土間空間

リビングの一部を多目的に使用。家の出入の動線も楽に。

広い玄関土間

玄関土間

広い玄関土間は近年注目されているポイントです。「空間」を広く見せることができますので、開放感が感じられるほか、家族によっては収納スペースにしたり、ちょっとした遊び空間にしたりと、その家族の雰囲気を出すことができるでしょう。その他、注目されているポイントとして挙げられるのが「シューズクローク」です。

シューズクローク

大容量の収納重視の「ウォークイン」タイプ

シューズクローク

動線重視の「ウォークスルー」タイプ

【ウォークインタイプ】は玄関の横に収納部屋をつくって、そこにモノを収納するのに対し、【ウォークスルータイプ】は玄関の横に部屋をつくるだけでなく、人が通り抜けられるようにして、一連の動作の中でモノを収納します。収納力を重視であれば【ウォークインタイプ】、収納はほどほどに「+動線」重視であれば【ウォークスルータイプ】がおすすめです。

夏場は涼しさを

土間空間

土間に使用される素材は熱伝導率が高いので、ひんやりと冷たく感じられます。
土間面積が広いほど、家全体が涼しさを感じられるでしょう。夏場が涼しいのは『土間』空間のメリットですね。エアコンに頼る回数を減らすことで、必然的に光熱費の節減にもつながります。

土間のデメリット

冬は床が冷たくなり、部屋が寒くなりやすい

土間を取り入れる際のデメリットとしてまず挙げられるのは、床が冷えることによって部屋が寒くなりやすいことです。夏場はメリットですが、冬場は冷やされると困りますよね。土間は土の上、もしくは基礎の上に設けるので、冷たい空気などが入るほか、熱伝導率が高いので冷えてしまいがちです。場合によっては暖房効率も悪化したり、特に冬はすごく寒く感じることもあるかもしれません。土間の床を「床暖房」で暖める他、家全体の温度を保つことなどの対策が必要となります。

バリアフリーの観点

土間空間と部屋の間にできる段差は時間の経過とともにバリアフリーの観点で見ると大きな懸念材料にはなります。部屋は基礎の上に造られるのでどうしても段差はできてしまうでしょう。なるべく段差の高さを抑えるなど、段差が気になる方はしっかりと検討したい部分です。

スペースの確保による居住スペースへの影響

メリット部分では土間スペースを広く確保することによって多くの活用方法があるとお伝えいたしましたが、面積は限られていますので、広げれば広げるほど居住スペースに影響が出てしまうことも忘れてはいけません。土間は1階に設置するケースが一般的だと思います。一階に設置する居住スペースのリビングやダイニングもある程度のスペースが欲しいと考える場合は、土間スペースと居住スペースのバランス配分をしっかりと検討しましょう。

まとめ

今回は『土間』についてまとめさせていただきました。昨今、様々なライフスタイルがあり、そんな数あるライフスタイルに順応してくれるスペースが土間であり、再び注目され始めるきっかけになっているのではないでしょうか。設置をお考えになる人はどんな土間の活用を考えますか?家事動線や収納・趣味スペースなどなど、居住スペースとの兼合いもありますが、土足空間をみなさんなりに有効活用し、暮らしに楽しさを見出してみてはいかがでしょうか?

原田

いえすたいる編集部

KAKUTO

「翔斗」と書いて「かくと」と読むサッカー大好きマンです! これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら頑張って更新していきます!

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