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by TANOKURA

2020.07.21

エネルギー収支「0」を目指すZEH(ゼッチ)にするには?Vol.1~メリット・デメリット編~

省エネ住宅
ZEHお金・住宅ローンランニングコスト太陽光発電家づくりの豆知識家の構造について災害に対する防災省エネルギー住宅高気密・高断熱

皆さんは『ZEH(ゼッチ)』という言葉を聞いたり見かけたりしたことがあるでしょうか。家庭でのCO2排出による環境汚染対策や光熱費節約の観点などから、可能な限りエネルギーの消費は抑える方向に国が動いています。また、今日の日本は自然災害も多く、「再生可能エネルギーによる発電」は年々注目され、ZEHという省エネ住宅の注目度は加速を続けています!そんな『ZEH』のポイント、是非ご覧ください。

『ZEH(ゼッチ)』とは?

使うエネルギーと発電するエネルギーがほぼ同じになる住宅

創エネイメージ

【ZEH】とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(net Zero Energy House)の略称です。

経産省資源エネルギー庁では、ZEHを以下のように説明しています。

 

「ZEHは、快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と高効率設備によりできる限りの省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーを創ることで、1年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で(ネット)でおおむねゼロ以下になる住宅。」

参照:経産省ゼッチの普及に向けて

 

とっても簡潔に言うと、「使う電力より創る電力が多い家」です!

使う電力は「断熱性能」「高省エネ性能」で抑える!

使う電力より創る電力が多い家というのは分かったけれど・・・

ひらめき

「使う電力(電力消費量)を抑える」ためのポイントは2つ!


1. 断熱性能
2. 高省エネ性能

が大事になります。以上の2つのポイントを順にみていきましょう。

『ZEH』を完成させるためのポイント

「熱」を「断」つ性能の高い家に

断熱材イメージ

夏は涼しさを、冬は暖かさを提供

まずは1つ目のポイント「断熱性能」です。「熱」を「断」つ性能の高い家は「夏は涼しくて、冬は暖かい」暮らしを実現できます。理由は、住宅において「熱(暖・温)」は、上の図のように、冬場は「逃げる」、夏場は「入る」、からなのです。断熱性能が高いおかげで冬場は室内の温かい熱が逃げにくく、夏場は熱が入らずに涼しい家となるのです。逆に低い家では、夏場の暑い外気温に影響を受け、家の中が暑くなり、冬場の寒い外気温に影響を受け、家の中が寒くなるということですね。住宅の断熱性能は何となくでも理解できればOKです!

設備機器を「高省エネ性能」にする

一般家庭における電気使用量の25%は、実はエアコン

エアコン

断熱性能の低い家では、室内気温は
外気温に左右されてしまうので冬場は暖房、夏場は冷房を
どんどん使用してしまいます…

一般家庭における電気使用量の割合では
エアコンが一位で約25%と全体の4分の1を占めています。

断熱性能の高い家では当然、(電力の使用量を完全とは言い切れませんが)大幅にコストカットできるのです。エアコンに次いで使用量が多いのが冷蔵庫・照明設備・テレビ等です。これらの設備機器も同様に高省エネ型製品に変えると、更に大きな電力削減(省エネ)へとつながります。

使用電気を全て太陽光で補い、HEMSで電力の高効率化

太陽光

『ZEH』では「一次消費エネルギー」と総称される照明、換気、
給湯、エアコンなどの使用電力を、太陽光発電で全て補うのが
条件のひとつとなっています。また、
【HEMS(ヘムス)~Home Energy Management System
(ホーム エネルギー マネジメント システム)~】とよばれる
電力管理システムを導入することにより、電気やガスなどの

使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したり、電力の効率の良い消費が実現されるというわけですね。

創る電力(創エネ)も重要な部分です

そして最後に、消費する電力を賄うためには「創る電力(創エネ)」が必要です。太陽光発電システムやエネファーム蓄電池など、エネルギーを生み出せる設備を住宅へ設置し、最終的に「使う電力より創る電力が多くできた家」が『ZEH』と認定されるのです。

『ZEH』のメリット・デメリット

『ZEH』にするメリットとは

良い点

メリット1.毎月の光熱費の削減

『ZEH』の最大のメリットは、高省エネ化によりランニングコストを抑えられる点。

だといっても過言ではないでしょう。
建てる家をZEH仕様にするために断熱性能や高省エネ型設備となっているので光熱費は下がります。

そして一次エネルギーは太陽光発電で補うので電気代の負担はほとんどなくなります。
それでも余った電力は売電に回して生活費や返済の一部へあてがうことも可能です。

メリット2.健康・快適な日常生活

ZEHの2つ目のメリットは「健康」と「快適」な生活です。

ー「ヒートショック」ー。近年の日本の住宅における問題として皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。そもそもヒートショックとは、冬の寒い時期などに浴槽に入るまでの脱衣所や浴室、部屋ごとに大きな温度差があることで、血圧が大きく上昇してしまう症状です。現在、ヒートショックによる死亡者数は日本が世界ワーストなのです。ZEHであれば、高断熱な住宅なので外気温の影響を受けづらく、冬場も部屋全体を均一な温度で保ってくれますので「ヒートショック」を起こす可能性を減らすことが可能ですし、「健康的で快適な生活」を安心して送れますね。

メリット3.近年は災害対策も注目です

地震や津波はもちろんのこと、近年は記録的台風が毎年のように直撃、停電や洪水被害も数多く発生し、ライフラインが遮断するケースが多く見られます。ZEH住宅であれば太陽光発電システムもあり、停電時であっても電気の生成が可能です。更には、蓄電池を設置されている場合は、生成した電力を保存できるので災害時でも最低限の電力の確保が可能です。

『ZEH』にするデメリットとは

悪い点

ここまで『ZEH』のメリットを3つほどあげましたが、一方でデメリット面があるのも事実です。

デメリット1.初期投資の費用

初期投資の費用(イニシャルコスト)が大きくなることが現環境では最大のデメリットではないでしょうか。

新型の省エネ機器設備や太陽光発電装置・断熱材などを搭載することが不可欠な点、建築費用が200~300万円程高くなることが想定されます。この先、ZEHが標準となり、性能が上がれば、おのずとコストも下がってくるでしょうし、ランニングコストでのメリットを考えると決してデメリットでもないのかもしれません。標準住宅との比較が大事ですね。

お金がだんだんと増える

全ては将来の為に・・・コツコツと・・・

デメリット2.間取りの制限

もう一つ、デメリットとして挙げられるのが「間取りの制限」です。
ZEH基準以上の断熱性を保たなくてはいけない関係上、開口部(窓)を小さくしたり、減らしたりする必要が出てきます。また、太陽光をのせる屋根も建設場所によっては方位や形などが制限される場合があります。屋根の形が制限されてしまうと、階段の位置や屋根裏部屋など、中の構造にも多少の影響を及ぼす可能性があるのも事実です。

まとめ

『ZEH』についてここまで書かせていただきましたが、住む人にとっては満足度が高く、地球環境にやさしい家という事ですので、いずれはこの『ZEH』住宅が標準になると考えられます。初期投資が高額になってしまうのは大きなデメリットではありますが、そのデメリットをなるべく抑えてくれる工務店を探す事や、長期的視点でのランニングコストや災害時の電気使用などはデメリット以上の大きなメリットになるのではないでしょうか?それに加えて現在は国から『ZEH』の補助金制度も充実しております。この記事が納得のいく「ZEH住宅」の購入ご検討のご参考に少しでもなれれば幸いです。

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冬場も部屋が暖かくて快適、なおかつ光熱費もかからない魅力的なZEH住宅。
この記事では、ZEH住宅での暮らしがさらに楽しくなるような補助金について、お伝えしていきます。
原田

いえすたいる編集部

KAKUTO

「翔斗」と書いて「かくと」と読むサッカー大好きマンです! これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら頑張って更新していきます!

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