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by TANOKURA

2020.03.27

今、注目の『長期優良住宅』とは一体なに?

木の家
地震に強い家家づくりの豆知識家の構造について災害に対する防災省エネルギー住宅長期優良住宅高気密・高断熱

家を建てようと思っている皆さんは一度は聞いたことがあるでしょう「長期優良住宅」。
近年、全国各地で発生している自然災害に被災するリスクから、「長期優良住宅の認定取得」が注目されています。「長期優良住宅って何だろう?」「どうすれば認定されるだろう?」などの疑問をこの記事を読んで解決してみてください。

~安全な家に長く住める家~

長期優良住宅とは、国土交通省HP上にて

「長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅」と記されています。もう少し簡単に言い換えると、「長い期間を安全に快適に暮らすことのできる家」ということですね。

世代を超えて安心した住宅を

所管行政庁で認められた住宅

役所

「申請すればすべてが長期優良住宅にできる!」そんな簡単な話ではないんです・・・
国土交通省が認定基準を定めた「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」により、耐震性、省エネ性、劣化耐性、バリアフリー性など、各項目において一定基準を上回ることが確認された住宅が「長期優良住宅」と認定されるのです。

政府が推進している省エネ関連事業などの補助金制度もあり、認定をうける住宅の数は年々増えています。平成31年3月末時点で所管行政庁の認定を受けた新築実績は100万戸を超えました。

長期優良住宅の認定取得の方法は?

先程も少し触れましたが、「長期優良住宅の認定取得」の為には都道府県知事もしくは市町村長から正式に認定していただく必要があります。認定は2009年6月より「新築」を対象とした認定が施行され、2016年4月より「既存住宅の増築・改築」を対象とした認定も開始されました。

『長期優良住宅』の4つの定義

4

以下の4つの措置が講じられている住宅を指します

その1:住宅構造及び設備について長期に渡り良好な状態で使用可能な措置が講じられていること。

その2:住宅の面積が良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。

その3:地域の居住環境の維持・向上に配慮されたものであること。

その4:維持保全計画が適切なものであること。

4つの基準は9つの技術的基準に細分化されている

上記の4つの基準は9つの技術的基準に細分化されます。[劣化対策]から始まり、[耐震性]、[維持管理・更新の容易性]、[可変性]、[バリアフリー性]、[省エネルギー性]、[居住環境]、[住戸面積]、[維持保全計画]。各項目について確認していきましょう。

その1~劣化対策~

数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること

構造躯体等の劣化対策等級3 かつ構造躯体の使用継続期間が少なくとも100年程度となる措置をとること
[木造]床下空間の有効高さを330mm以上に。床下及び小屋裏の点検口設置。

■劣化対策等級3

劣化対策の最上級の等級。

メンテナンスによって少なくとも3世代、100年以上使用できることを想定しています。

その2~耐震性~

耐震性のイメージ

極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること

耐震等級2または耐震等級1かつ安全限界時の層間変形を1/100(木造では1/40)以下

または品確法に定める免振建築物

■以上の3つのうちのどれかに当てはまる必要があります。

「免震建築物」は、ゴム等の免震部材を使用し建物の揺れを抑える構造です。

基準3~維持管理・更新の容易性~

構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、

維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられていること

維持管理対策(専用、共用配管)等級3、更新対策(共用排水管)等級3

■内装や設備について主に、[清掃、点検、修理、交換]などのメンテナンスがしやすいように点検口等の設置が求められています。

基準4~可変性~

居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること

躯体天井高さ2,650mm以上

共同住宅のみ適用される基準。戸建て住宅への適用はありません。

幸福をイメージ

基準5~バリアフリー性~

将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること

高齢者等配慮対策(共用部分)等級3

※一部、基準除く

共同住宅のみ適用される基準。戸建て住宅への適用はありません。

基準6~省エネルギー性~

将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること

断熱等性能等級4・・・最高等級。

■省エネルギー基準に基づき、住宅を断熱材で覆い、高水準の断熱性能を実現することが求められます。

細かな性能値などは地域によって異なります。

基準7~居住環境~

浜松風景

良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること

地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協定等の区域内にある場合、

調和を図ること。所轄の行政庁が審査します。

※申請先の所管行政庁に要確認

基準8~住戸面積~

良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること

最低床面積が決まっています。

[一戸建ての住宅]・75㎡以上[共同住宅等]・55㎡以上 ※少なくとも一階の床面積が40㎡以上

※階段を除いた面積

※所管行政庁が別に定めている場合、その条件を満たすこと

基準9~維持保全計画~

建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること

住宅の◆構造耐力上主要な部分◆雨水の侵入を防止する部分◆給水又は排水のための設備

※3項目について少なくとも10年ごとに点検を実施すること

※台風や地震の時は、臨時の点検を行う

まとめ

未来をイメージ

未来を見据えた住宅作りを・・・

いかがでしたでしょうか。長期優良住宅とよばれる住宅について少しでも知っていただけたのならうれしいです。これから先の住宅は、「性能の良い家に住む」だけではなくて、「より安全な家に、より長く住める」ことが重要ですね。長期優良住宅の認定を受けるための基準ですが、詳しくは国土交通省HPに掲載の「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準」(平成21年国土交通省告示第209号)を参照してみてください。また、一般住宅ではなく長期優良住宅にするメリットやそれに伴うデメリットについては下記のコラムをご参考ください。

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今、注目の『長期優良住宅』のメリット・デメリット

さて、「長期優良住宅」がどんな家か。「長期優良住宅」と認められるにはどうすればよいのか。今回の記事では「長期優良住宅」の認定を受けることによるメリット・デメリットをご紹介していきます。
原田

いえすたいる編集部

KAKUTO

「翔斗」と書いて「かくと」と読むサッカー大好きマンです! これから家を建てる皆様へ、少しでもお役に立てる情報発信を 私自身も日々勉強しながら頑張って更新していきます!

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