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by TANOKURA

2021.01.28

誰もが安心して暮らせるバリアフリー住宅とは? Vol.2

手と手
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「誰もが安心して暮らせるバリアフリー住宅とは? Vol.1」では、段差をなくす、手すりを設置するというバリアフリー住宅を建てる際に注意すべきポイントをご紹介しました。
今回は、出入り口や廊下の幅にゆとりを持たせる、家の中の温度差を少なくする、ユニバーサルデザインの器具や安全な設備など、家族みんながより安全・快適に暮らすためにどのようなことを検討すればいいのかいくつかご紹介いたします。

ゆとりを持たせる

車いす

バリアフリー住宅にするには、出入り口や廊下の幅にある程度のゆとりを持たせることをおすすめします。
車いすでも動きやすい空間、頻繁に使う場所は家族やサポートする介助者も動きやすい動線、広さにしておくといいでしょう。

玄関

玄関土間

車いすが直進して入ったり、向きを変えられたりできるスペースがあると安心です。
外出用と屋内用で車いすを使い分ける場合の外出用の車いすや、小さなお子さまがいるご家庭でのベビーカーを収納できるスペースがあるととても便利です。
また、靴の脱ぎ履きが座ってできるいすやベンチを設置しておけば、ふらついたり、腰をかがめたりすることもなくラクにできますよ。

廊下

手すり

廊下は介助が必要な方と介助者二人が並んで歩ける幅、また車いすで通れる幅にプラスアルファのゆとりをあらかじめ確保しておくといいでしょう。
リフォームで広げるのは難しいため、新築の際に可能な範囲で検討しておくことをおすすめします。
後から手すりを設置できるように、手すり分の幅も考慮しておいた方がよさそうです。

トイレ

トイレ

介助者が一緒に入って介助がしやすいように、広めのスペースを確保しましょう。
車いすから便器への移動をスムーズにするために、便器やドアの位置・方向にも配慮が必要です。

明るくする

日差し

将来、加齢にともなう視力低下を考慮して、内装は明るい色味のもの、認識しやすい色を選ぶといいでしょう。
高齢者には、できるだけ自然の採光を照明として取り入れ、いつも明るく居心地の良い空間を演出することもバリアフリー対策の一つといえます。

廊下・階段

フットライト

足元を照らすフットライトを設置しておくと、就寝中のトイレなど、移動するときも安心できます。
人感センサーや、暗い時のみ点灯するセンサーがついたものを選択すると便利です。
廊下や階段に限りませんが、照明のスイッチの位置は一般的な床から110~120㎝の高さだと子どもや車いすの方には高すぎるので、床から90~100㎝の位置が望ましいでしょう。

あわせてコンセントの位置のことも考えておいたほうがいいでしょう。

温度差をなくす

温度差

寒暖差によるヒートショックにも気をつけなければいけません。ヒートショックとは、急激な気温差により、血圧が大きく変動することです。
特に冬場の暖かい部屋から、浴室や脱衣所、トイレなどの冷えた場所へ移動したときの寒暖差には気をつけましょう。
また、冷房の効いた室内と屋外などの温度差も、身体に大きな負担を与えてしまいますので注意しましょう。
「温度のバリアフリー」という観点から、「高気密・高断熱住宅」というのも視野に入れておくことをおすすめします。

浴室・脱衣所

脱衣所

寒い脱衣所や浴室の洗い場は、血管が収縮して血圧が上がります。
その状態で浴槽に入ると、今度は血管が広がり血圧が急降下し、失神による溺死や心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めてしまいます。
防止策として浴室や脱衣所に暖房器具を設置し、空気を暖めておきましょう。

居室・寝室

寝室

寒暖差への対策も大切ですが、夏の熱帯夜による熱中症、不眠やだるさ、逆に冷房の効きすぎた部屋に長時間いることによる寝冷えや夏かぜなど、あらゆる健康被害への対策が必要です。
温度差をなくし、良好な室内環境を整えられる換気や空調設備なども検討してみてはいかがでしょうか。

安全な設備を採用する

ユニバーサルデザイン

「ユニバーサルデザイン」という言葉をご存知ですか?
高齢者や障がいがある方の障害(バリア)となるものを取り除いていくバリアフリーに対して、性別や年齢、障害の有無も関係なく、誰もが利用しやすく、使い方も簡単、少ない労力で済むなど、「すべての人が生活しやすくなるためのデザイン」がユニバーサルデザインといわれています。
例えば多機能トイレ、ノンステップバス、音響式信号機など、私たちの身近にもたくさんあります。
誰が使用しても安心できる設備を採用してみるのはいかがでしょうか。

引き戸

引き戸

全体的に言えることとして、扉は開き戸ではなく、引き戸の方が好ましいでしょう。
開き戸の場合、車いすの方が開閉するのは大変ですし、足腰が弱い方にとってもあまり安全とはいえません。
引き戸であれば立ち位置を変えることなくスムーズに開けられます。
また、敷居が不要な吊り下げタイプの引き戸であれば床に段差もできず、ホコリもたまりにくいので掃除もラクにできます。

IHクッキングヒーター

IH

ガスコンロではなくIHクッキングヒーターにすれば直接火を使わないため、火事の心配や衣類への燃え移りによる事故を防ぐことができます。
しかし、高齢になってから今まで慣れ親しんできたガスコンロからIHへのリフォームは、「使いづらい」「今まで使っていたお鍋が使えない」などのストレスになってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

ホームエレベーター

エレベーター

2階以上の住宅の場合、将来のことを見すえてホームエレベーターを設置するのはいかがでしょうか。
新築時に設置しなくても、1階と2階の上下同じ場所を納戸にしておけば、リフォームする時に融通がききますし、吹き抜けを利用してもいいかもしれません。
1階2階への移動はもちろんのこと、大きな荷物を運ぶ際も、エレベーターは有効です。

ただし、停電や災害などで使用できなくなる、メンテナンスに費用がかかるなど、注意すべき点もあります。

まとめ

四つ葉

今必要なバリアフリーは新築時に取り入れておき、将来必要になると思われるバリアフリーはリフォームで導入できるように準備しておくと安心です。
10年、20年後も、家族みんなが快適に安心して暮らせる、安全な住まいづくりを考えてみませんか。

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誰もが安心して暮らせるバリアフリー住宅とは? Vol.1

バリアフリーとは、高齢者や障害を持つ方などが社会生活を送るうえで、障壁(バリア)となるものを取りのぞく(フリー)という意味です。段差をなくしたり、手すりを設置したりと、住む人が安全に暮らすことができる…

いえすたいる編集部

もうりす

食べること、歌うことが大好きウーマンです。 美味しいものを求めて、お休みの日はいろいろなところへ出かけています。 皆様の家づくりの参考になるような情報を発信していけたらと思っています。

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