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by TANOKURA

2020.11.09

住宅の省エネ性能を星の数で表す『BELS』を、わかりやすく解説

BELSマークのイメージ
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BELSは、住宅を含む建築物の省エネ性能を星の数で表示する制度ですが、ご存じでしょうか。
BELS取得のメリットや活用法などを、5つのポイントに絞ってわかりやすく解説していきます。

BELSを理解する『5つのポイント』

BELSは『建築物の省エネ性能表示』制度の1つ

BELS表示のイメージ

BELS(ベルス)は、平成28年よりスタートした、住宅を含む建築物の省エネ性能を星の数で表す認定制度のことを示します。

また、同じ時期に、建築物省エネ法の1つとして、『建築物のエネルギー性能表示に関する指針』が定められ、その中の認定制度の1つともなっています。

専門の審査機関といった第三者による認定を受けて取得するものですので、住宅の資産価値を高める1つにもなるでしょう。

断熱等級とは違う基準での評価

住宅の省エネ性能=『高性能の断熱材やサッシ、家電でどれだけエネルギーの消費を削減できたか』

住宅の省エネ性能ですが、断熱材やサッシといったものの性能を示す『外皮性能』と、家電や太陽光発電といった設備の性能を示す『一次エネルギー消費量』の2つが存在します。

外皮性能、一次エネルギー消費量とも、数値化がされているため、住宅の省エネ性能が客観的にどのくらい良いかを知ることが出来ます。

外皮性能は、UA値(外皮平均熱貫流率)という数値で表され、省エネ基準では0.87(静岡県内の大部分)、ZEH(ゼロエネルギー住宅)では0.60以下となっています。

一次エネルギー消費量は、エアコンや給湯といった家電設備の性能がどれだけ高くなったかによって、削減率などを数値で表すことが出来ます。

BELSでは、こちらの一次エネルギー消費量が評価として採用されています。

BELSでは『一次エネルギー消費量』がどれだけ減ったかが大事!

BELSの評価指標である星の数ですが、一次エネルギー消費量をどれだけ削減できたかによって決まります。

住宅の床面積などの規模に応じて、基準となる一次エネルギー消費量が定まります。

その消費量に対して、住宅ごとの外皮性能や設備の省エネ性能などによって、『設計一次エネルギー消費量』が求められます。

基準に対してどれだけ一次エネルギー消費量を下げられるかが重要であり、そのパーセンテージがBELSの星の数となります。

補助金や税制優遇などに書類として活用できることも

BELSの評価書は、住宅の省エネ性能を客観的に示す1つとして有用ですが、補助金や税制優遇などで省エネ性能の根拠を示す評価書類としても活用することができます。

次のような認定制度や補助金で、BELS評価書類が活用できます。

『補助金』地域型住宅グリーン化事業 ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)

『補助金』環境省ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)

長期間固定金利の住宅ローン『フラット35S』 ※省エネルギー性での申請時

認定低炭素住宅

※ゼロ・エネルギー住宅の補助金では、BELSが必須となっています。

住宅の資産価値を表す1つの指標に

BELSの星の数によって、客観的に住宅の省エネ性能がどのくらいかということがわかります。
売却する際などに、住宅の価値を高く評価してもらえる可能性もあります。

また、ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)補助金でのBELS取得などでは、BELSに「ZEH」表記をしておく必要があります。それによって、ZEH住宅として価値を高くみてもらえるというメリットもあるでしょう。

BELSはあくまでも認定制度であり、住宅の省エネ基準とは別物

BELSやZEH(ゼロ・エネルギー住宅)などの言葉は、似たくくりで考えがちですが、BELSはあくまで住宅の省エネ性能を星の数で評価する制度です。

一方、ZEHは住宅の省エネ基準の1つです。

住宅の省エネ性能が一定の基準を満たさない場合は、BELSを取得してもそこまで価値を高める要素にならないという可能性もあります。

 

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BELSの評価書類で『年間の光熱費削減』をシミュレーションできる

省エネ性能によって『光熱費がどれだけ削減できたか』が一目瞭然

省エネ化のイメージ

一次エネルギー消費量と聞いても、ぴんと来ない方が大半かと思います。

こちらの図は、BELS評価で用いられる一次エネルギー計算書類から光熱費削減量(単位:円)を割り出したものです。

左側の表が同じ住宅規模での標準的な光熱費で、右側の表がBELS申請をした住宅での光熱費です。

断熱材や家電など、省エネ性能の高いものを購入したとしても、数十年後にはそれを上回る光熱費削減ができることがわかるでしょう。

まとめ

BELSという第三者による認定制度について、主なポイントをわかりやすくお伝えしてきました。

省エネ性能を数値化してもなかなか実感がわかないものですが、BELSでは星の数によってわかりやすくとらえることができます。

いえすたいるの工務店も、BELSや省エネに詳しいところが多いと思いますので、ぜひ気になった工務店に聞いてみてはいかがでしょうか。

お読みくださいまして、ありがとうございました。

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いえすたいる編集部

のぶりん

鉄道旅行大好きの「のぶりん」です。 普段は、住宅の設計や省エネに関する業務に携わっています。 素敵な「いえすたいる」に出会って頂けるよう、お気持ち込めて、役立つコラムを書いてまいります!

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