静岡で注文住宅・リノベーションができる工務店を探すポータルサイト「いえすたいる」

by TANOKURA

2020.09.15

結露とは? 結露の原因と防ぐ方法をお伝えします

家づくりの豆知識家のメンテナンス家の構造について木造構造省エネルギー住宅長期優良住宅高気密・高断熱

家にも身体にも害を及ぼす『結露』。
結露は大きく分けて内部結露、表面結露の2種類があります。
発生するメカニズムやそれぞれの対策をご紹介します。

結露の原因と悪影響

実は、身体にも家にも悪い結露

冬の寒い日に、窓際に水滴として現れるのが『結露』です。
1日だけでなく、連日結露が出るようになると、カビや住宅の柱などの腐食といった害をもたらす可能性があります。

結露対策を知っていただき、日常や住宅を建てた際の生活にお役に立てていただけたらと思います。

結露は2種類ある

結露には、『表面結露』『内部結露』の2種類があることはご存じでしょうか。
私たちが寒い日に窓際で見かけるものを『表面結露』、家の壁の内側で腐食が起きているものを『内部結露』といいます。

表面結露は拭き上げるといった応急処置がしやすいですが、内部結露へは、普段見ることができないところで生じているため、住宅を建てる前から『結露が生じないように』考えておく必要があります。

 

結露が生じる仕組み

結露の仕組みには、『水蒸気量』という言葉がキーになります。
中学校で勉強したように、空気の温度によって、空気の中にためられる水蒸気量が決まっています。
空気は暖かいほど膨張し、その分水蒸気を多くためこむことができます。
一方、空気が冷えると、ためられる水蒸気量も共に減っていきます。

寒い冬の日に結露が生じるのは、部屋の中が暖かく、窓際で急激な温度差が起きている時です。
部屋の中は暖かく湿気もありますが、窓際は空気が冷たいため、水蒸気を多くためこむことができません。
したがって、窓際に流れてきた水蒸気は空気の中にいられず、水滴(結露)になってしまいます。

写真のように、冷たい水の入ったコップでも結露は起きますし、冷たいペットボトルでも水滴は見かけるかと思います。

表面結露の対策方法

表面結露は、冷たい水の入ったコップの外側や窓際で起こるもののため、手軽に対策ができます。

結露ができた状態では、拭き取らないで放置しておくと、アレルギーなどの原因となるカビやサビ(金属の枠など)が発生してしまいますので、できることから試してみましょう。

湿度を高めすぎない

先ほどお伝えしたように、部屋の水蒸気が窓際で水滴に変わったものが『表面結露』です。
部屋の水蒸気量を増やしすぎない(湿度を高めすぎない)ことを心がけるだけで、効果的に結露をおさえることができます。

湿気を増やしすぎない方法の例をいくつか挙げていきます。

定期的に換気する

観葉植物は窓際に置かない

加湿しすぎない

除湿器で除湿する

観葉植物は、他の植物と同様、蒸散により水蒸気を出しますので、部屋の湿度を高める一因になります。

冬場はインフルエンザ予防などの理由から、部屋を暖めて湿度を高めておきたくなりますが、加湿しすぎず、適度に換気をして水蒸気を減らすということが、結露対策のためには大切といえます。

温度差をなくす(温度を高めすぎない)

空気中にいられる水蒸気量は、『温度』によって変わるため、
温度差があればあるほど、より多くの水滴が出てきてしまいます。
温度差がそこまでなければ、結露によって生じる水滴の量もそこまで多くはならないでしょう。

部屋の温度を高めすぎないことも大切ですし、窓際の冷たい空気をサーキュレーターなどで部屋中に分散することも良いといわれています。

空調によっては結露を増やしてしまうことも

エアコンのように除湿機能のある空調もありますが、左の写真のような『開放型暖房器具(石油・ガスで部屋を暖めるストーブ、ファンヒーターなど)』は、燃焼によって大量の水蒸気を生み出します。

ある程度湿度が高いときは、結露の原因になってしまいますので、使い方には注意が必要といえます。

オイルヒーターや電気式暖房などは、大量の水蒸気を生み出すものではないため、結露対策には良いとされます。

食器用洗剤で結露が起きやすい箇所を拭き上げる

食器用洗剤のイメージ

約10倍ほどの水で薄めた食器用洗剤を布にかけ、窓ガラスなどを拭き上げることにより、結露を防ぐことができます。
水をはじく作用が水滴を作らせないためです。

一時的なコーティングですので、定期的に拭き上げて結露防止をしていく必要があります。

断熱(結露防止)シートを窓に貼る

外気によって冷やされた窓によって、結露の原因になる冷たい空気ができてしまいます。

したがって、窓に断熱作用のあるシートを貼ることで結露を防ぐことができます。
断熱はもちろんのこと、結露防止を目的としたシートもたくさん売っているため、こちらも有効でしょう。
夏場は熱を室内に入れず、エアコンの効率も上げてくれるため、冬場以外に貼っておくのも良いといえます。

サッシそのものの断熱性能を高めることでも、結露防止をすることができますが、
窓の室内側に『内窓』を新たに取り付けることでも、効果的に対策をすることができます。

高気密・高断熱住宅は注意が必要?

昔の家はすき間が多く、結露も生じにくいといえます。
一方、昨今広がりつつある『高気密・高断熱住宅』は室内外の温度差を大きくしているため、結露に対して気をつける必要があります。

住み始めてからは、部屋の湿度を高めすぎない(50%以内)、部屋を暖めすぎないなどの工夫が大切です。

普段は見えない? 内部結露の対策

施工事業者に確認してみましょう

内部結露は、部屋の中の暖かい空気が、施工不良などによるすき間から家の壁の中に流れ込むことで生じることが多いです。
日頃生活していると気づかないですが、壁の内側にある柱などにダメージを与え、長年気づかないで暮らしていると取り返しがつかなくなる可能性があります。
そのため、結露対策をしっかりできているかどうかを住宅会社に確認しておくことが大切です。

壁の中には断熱材や柱などが入っています。
壁の部屋側には、部屋の湿気を入れない『防湿フィルム』を施工し、室外側は通気層を良くし、湿気を外に逃がす『透湿防水シート』を貼ることが多いです。

まとめ

私たちや住宅に害を及ぼす『結露』について、原因や対策をお伝えしました。
対策については、日常的にできることから、住宅を建てる段階でしっかり対策しておく必要があることなど、いくつかご紹介しました。

新築住宅を検討される際は、結露対策についても一度確認してみてはいかがでしょうか。

のぶりんのイメージ

いえすたいる編集部

のぶりん

鉄道旅行大好きの「のぶりん」です。 普段は、住宅の設計や省エネに関する業務に携わっています。 素敵な「いえすたいる」に出会って頂けるよう、お気持ち込めて、役立つコラムを書いてまいります!

関連の家づくり・暮らしコラム

静岡県で注文住宅を建てたい方へ